ぶらり旅
RAVANELLO
昭和36年卒業 高村精一さん
練馬区桜台の住宅地の一角に日本自転車競技会のレジェンドと呼ばれる自転車プロショップがある。店名は「RAVANELLO(ラバネロ)」。イタリア語で「大根」という意味。練馬区名産の練馬大根から取ったそうだ。プロショップと聞くと敷居の高い印象を受けるが決してそんなことはない。実際、近所の人がママチャリのパンク修理に来ている。高村さんは、天野貞祐先生が校長の時分に獨協中学に入学。家業の精密機械工場を手伝っていたのも相まって、子供の頃からモノ作りが好きだったことから、美術部に入部。美術部の自転車好きの先輩と自転車通学をしていた仲間達で自転車同好会を創部。身体を動
かすことは好きではなかったものの、自転車に乗ることだけは好きだったとは高村さんの談。
当時は、後楽園競輪場(現在は東京ドーム)や目白坂で練習し、関東大会(高校生の部)2連覇、さらに、高校2年及び3年時には国体にも出場した経歴を持つ。高校卒業後は、日本大学の先輩に誘われ、強豪の自転車部のある日本大学経済学部に入学。大学1年生からインカレのメンバーに選出される。
大学卒業後は、家業を継いだが、昭和49年の石油ショックを機に、RAVANELLOの前身であるタカムラ製作所を同年に開業。今年で50周年を迎える。
走りのRAVANELLOと呼ばれ、高村さんが作った自転車を操るオリンピック選手も輩出した。
フレームを他のメーカーにオーダーしたものの、製作できないと言われたことが、自分でフレーム作りをすることになったきっかけだという。当時から手先は器用で、高校時代にはフレームを製作する工場を見学させてもらっていたとのことだが、フレーム作りは独学。溶接も独学。全て独学。フレームの設計思想についてお話を聞かせていただいたが、フレーム製作の奥深さに感心させられた。
現在は、チームRAVANELLOを率いて、ジュニア選手の育成に力を注いでいるとのこと。レースだけではなく、サイクリング好きのメンバーが集まり、毎年北軽井沢で合宿を開催しており、開催回数はコロナの時期を除き、なんと今年で48回目。
ロードバイクだけでなく、ミニベロ(小径車)も製作しており、サイクルジャージを着て乗るような自転車だけでなく、普段着で自転車に乗るような人にも楽しめる自転車フレームを製作している。
今回取材をさせていただき、高村さんの人柄の良さから多くの人が周りに集まってくるのだろうなと感じた。獨協の後輩に向けて、「勉強が大事。人間性が大切」とのメッセージをいただいた。来年3月で82歳になる先輩から言われると、ぐうの音も出ない。
現在、高村さんの製作するフレームは、完成まで6カ月から1年待ちとのこと。(高村さんにがんばっていただければ、もう少し早くなるかも!?)
獨協生がフレームをオーダーした場合には、獨協の校章の彫刻をフレームに入れていただけるとの約束も取りつけたので、自転車に興味のある獨協生は自分用に、興味のない獨協生は家族や友人用に是非、獨協オリジナル自転車の製作を依頼してみてはいかがでしょうか。
高村さん、いつまでもお元気で、価値観が一変するフレームを作り続けてください

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